書籍紹介
古文書の語る地方史

古文書の語る地方史(絶版)

  • 編  者:佐藤孝之
  • 定  価:2,800円+税
  • 刊行日:2010年8月7日
  • 判  型:A5判・224頁
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一点の古文書をもとに村や町、地域の歴史を描き出す。村方文書をはじめ、武将などの書状、日記や棟札など多様な古文書や史料を対象に、その意味を問い、新たな視点で史料利用の可能性を探り、読み直しを試みる。史料整理の技法の紹介、史料写真を大きく掲げた構成で、古文書講座等のテキストとしても使える古文書愛好者、研究者必読の書。

  • 【目次】
  • 第1章 近世初期史料を語る
  • 関ヶ原合戦前夜の北陸と前田利長(見瀬和雄)
  • 第2章 歴史の記憶と記録
  • 近世の棟札にみられる中世の記憶(島村圭一)
  • 中院家の墓所探し(石田文一)
  • 古文書と伝承から探る歴史の痕跡(岡田晃司)
  • 明治期に書写された漁業「旧慣」の記録(実松幸男)
  • 村の歴史を編むということ(佐藤孝之)
  • 古文書を「蒐集」することと由緒を創るということ(長谷川伸)
  • 第3章 地方史の新視点
  • 龕(かん)を担ぐ人々(宇野日出生)
  • 温泉と美人局(山本英二)
  • 下総台地にみる人と野生動物の関係史(笹川 裕)
  • 庄内方言史研究の一視点(樋渡 登)
  • 第4章 幕末維新史料を読み直す
  • 木曽からの手紙(安池尋幸)
  • 幕末期の組合村請書と惣代層の位相(坂本達彦)
  • 幕末期におけるコレラ流行の爪痕(四家久央)
  • 戊辰戦争下における通信・交通路の治安状況(箱石 大)
  • 第5章 史料整理の技法(根岸茂夫)
  • 【組見本】

組み見本

 

組み見本

 

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